AIが変える!必見の新時代の木材ビジネス5選BLOG DETAIL
人類の発展を支えてきた木材ビジネス。我々の祖先が「文明」を持ち始めたはるか昔から、木材は我々とともにありました。我々を取り巻く産業の中で、最も古く伝統的なものの一つと言えるでしょう。
長い歴史の中で緩やかな事業変革を遂げてきた木材ですが、近年AIの発展により、木材業界全体が大きな変革期を迎えようとしています。
本記事では、木材ビジネスにAIがどのような変化と不可価値を生み出しているのか、そして我々木材事業者はどのようにその変化についていく必要があるのか、紹介をおこなっていきます。
トレンド1. AIによる森林の観測・分析
木材づくり、ひいては森づくりは長期的なプランに則っておこなわれます。今までは目視で観測し、人の手でおこなわれた森林の管理ですが、AIの発展によってドローン×AIによって空中から撮影、樹種・樹齢・幹径を自動分析し、最適伐採時期を予測することが可能になりました。
サーモグラフィを用いての観測では、森林の虫害や水不足の兆候をいち早く察知し、対策を講じることができます。特に温暖化によって世界的にキクイムシの繁殖が報告されており、昨今では木材産業の大きな負担となっていました。
このようなAIの活用によって、希少な森林資源を自然の脅威から守れるようになると、木材の安定供給、価格の安定につながっていきます。

トレンド2. AIによる歩留まりの最大化と不良材の検知
すでに様々な製材工場に浸透しつつあるのがAIによるグレード分けの自動化、AIによる不良品の選別です。特に機械学習によって不良品材のデータが蓄積されてきたこともあり、今まではカットするまで分からなかった内部不良も事前に検知できるようになってきました。
今までは不良品による廃棄などを現場で考慮する必要があったため、その分の損失に繋がっていましたが、AIの検知によって歩留まり率が向上、利益率がアップすると予測されています。

トレンド3. AIによる植林の自動化
近代化とともに森林破壊が問題として取り上げられていましたが、同時に人類は砂漠化した土地を再度緑化する試みをおこなってきました。中国など一部の国と地域では、こうした緑化活動が芽を咲かせ始めており、森林面積の向上につながっています。
そんな中、すでに植林ロボットやドローンによる散布作業が進められていますが、AIが完全に植林を自動化する未来もそう遠くないとされています。HUAWEIは中国の大学と提携し、AIによって視覚対象を認識し、植林をおこなうロボットを開発中です。

トレンド4. スマート林業
林業は危険です。「寡婦製造機」と言われる用語があるほど、その作業の過程で多くの人類の命を奪ってきました。伐採中に落ちてくる枝、倒れてくる巨木、野生動物、塵肺、落下事故・・・数ある職種の中でもこれほど危険な職種は少ないと言われており、近年林業の担い手が減少している原因にもなっています。
そんな林業の救い手になる可能性を秘めているのが「スマート林業」というコンセプトで、AIを用いた危険予測モデルが注目を集めつつあります。近い将来、林業でのケガや事故を大幅に減らす原動力になる期待がなされます。

トレンド5. 物流革命
物流の2024年問題という話が叫ばれていましたが、人件費高と人手不足にあえぐ物流業界にとってもAIは救世主になりえる可能性を秘めています。
製材化された木材はともかく、原木や輸入木材などはその歩留まりの悪さが問題となりがちです。日本の長距離トラックへの積載方法も困難で、梱包や湿度調整など様々な悩みを抱えています。そんな中、AIの活用によって輸送の効率化、積載方法の最適化などをおこなうことで、物流・在庫コストの削減が図れます。

伝統の木材産業と、最新のAI・・一見して相容れないような産業同士ですが、このように親和性も高く、業務によっては低迷している木材産業を掬う起爆剤になる可能性を秘めています。今後のAI×木材の発展に注目していきたいですね。
私たちプロセス井口は、伝統を大切にしながらも最新の技術やシステムを柔軟に取り入れ、木材業界を盛り上げる会社であり続けたいと思っております。
今後も木材の可能性や、業界の動向など様々な情報を発信してまいりますので、ぜひお楽しみに!
プロセス井口は日本最大の木工の町、大川市の会社です。
製材・木材加工販売、家具制作、デザイン、建築と上流から下流までを少数精鋭でこなすプロの職人集団です。
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